仏教心理学
仏教の要約書アビダンマッタサンガハを元にした、仏教総論
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1物質の分析/2物質の分別
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不簡別色、簡別色
不簡別色とはその色だけを他から切り離せない色のこと。
例えば、料理をイメージしてください。
料理は、水分の他に香り、味、栄養素などの要素などもありますが、味だけ取り除くことは不可能ですね!?
このように、それだけを取り除けない物質の最小単位のことを不簡別色といいます。
具体的には次の8つです。
色
香
味
滋養素
地
水
火
風
簡別色とは、不簡別色以外の20色を指します。
取境色、不取境色
境色を所縁としてとる色を取境色と呼びます。
まずおさらいですが、境色とは
色1
声1
香1
味1
触(地、火、風)3
の7つでした。
これら7つを所縁としてとるものと言えば、眼・耳などの感覚器のことですね。
言い換えると浄色5ともとらえらます。
その中、
色所縁、声所縁は眼、耳に直接触れずに所縁となるので、不到達色と言います。
また、香所縁、味所縁、触所縁は鼻、舌、身に直接触れなければ所縁とならないので到達色と言います。
つまり、取境色とは境色を所縁に取る、浄色5のことです。
そして、不取境色とは、取境色以外の色23を指します。
有見色、無見色
有見とは見ることができる色という意味です。
つまり有見色とは、眼色に対応する色である色色(色所縁)をさします。
逆に無見色とは見えない色のことです。
色色以外は全部見えないので、色色以外の27が無見色になります。
執受色、非執受色
執受色とは過去になした業によってできる色のこと。(業生色)
具体的には次の18です。
浄色5
性色2
命色1
心色1
不簡別色8
分断色1
物質が生まれるとき、業、心、時節、食の4つの原因があります。
上のリストの赤字部分は、業のみによって生じる色になります。
また、赤字以外(不簡別色、分断色)は業以外のすべての原因によって生じる色です。
非執受色とは、執受色以外の10色を指します。
麁色、細色など
麁色
麁とは粗いという意味で、はっきりと認識できる色。
具体的には、浄色5+境色7の計12のこと。
眼
耳
鼻
舌
身
色
声
香
味
触(地、火、風)
同様に、近くにあるものははっきりに認識できることから、近色とも言います。
同様に、浄色と境色は相対する関係性にあるので有対色とも言います。
細色
麁色以外の16色のこと。
はっきり認識できないことから細色と言います。
同様に、遠くにあるものははっきり認識できないことから、遠色とも言います。
同様に、浄色と境色のように相対する性質がないため、無対色とも言います。
根色、非根色
根とは、リーダーとなって働きを支配するという意味があります。
根色は、浄色5、性色2、命色1の8つです。
例えば、眼識の見るはたらきは眼色に支配されています。
というのも、眼色の能力によって見えるものに差が出るからです。
このように浄色は眼色など5識を支配しています。
また、性色もその生命の性質を支配し関わっています。
例えば、男性色によって男性特有の性質が現れます。
命色は俱生色に対して、守護作用となって支配します。
非根色は、根色以外の20色を指します。
門色、非門色
門色とは浄色、表色と呼ばれる以下の7色のこと。
眼
耳
鼻
舌
身
身表
語表
非門色とは、これら以外の21色のこと。
基色、非基色
基色とは浄色5と心色1の計6つのこと。
認識が生まれる基となる色。
眼色(眼基=
視覚器
)
耳色(耳基=
聴覚器
)
鼻色(鼻基=
嗅覚器
)
舌色(舌基=
味覚器
)
身色(身基=触覚器)
心色(心基=脳)
非基色とは、これら6つ以外の22色を指します。
内色、外色
内色とは生命を生命たらしめる物質のこと。具体的には浄色と呼ばれる次の5つです。
眼(視覚器)
耳(聴覚器)
鼻(嗅覚器)
舌(味覚器)
身(触覚器)
また、これら以外の23を外色と呼びます。
完色、非完色
色として説明してきたものは、次の28ありました。
四大種4
浄色5
境色7(4)
性色2
心色
命色
食色
分断色
表色2
変化色5(3)
相色4
この中で、
赤の18種は、実際に存在する物質そのものをさしています。
青の10種は、実際に存在する物質の状態をさしています。
完色
赤の部分の事です。
これらは物質として完成しているという意味から完色と呼びます。
また、その他、以下のようにも呼ばれます。
自性色・・・堅さなどの独自の特性をもっているから
有相色・・・『生・住・滅』『無常・苦・無我』などの物質としての特性を持っているから
色色・・・実在する物質という意味で
非完色
青い部分の事です。
完色ではないという意味で、非完色と呼ばれます。実在する物質ではないという意味ですね。
また、その他、以下のようにも呼ばれます。
無自性色・・・堅さなどの独自の特性をもっていないから
無相色・・・『生・住・滅』『無常・苦・無我』などの物質としての特性を持っているから
非色色・・・実在する物質ではないという意味で
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