仏教心理学
仏教の要約書アビダンマッタサンガハを元にした、仏教総論
浄心所
浄心所(じょうしんじょ)は、善心(浄心)に含まれる心所の事です。
心には大きく分けて
不善心・・・悪い心
無因心・・・よくも悪くもない心
善心(浄心)・・・よい心
の3つですから、不善心と無因心以外のすべてに含まれる心所になります。
不善心所と逆の要素ですね。
不善心所というなら、善心所という表現も間違いではありませんが、もともとの経典が善(kusala)ではなく浄(sobhana)という表現を使っているので、それに合わせています。
善も浄も意味は同じです。
浄心所は、さらに4つの下位グループに分かれます。
共浄心所(19)
離心所(3)
無量心所(2)
慧根心所(1)
カッコの数は各グループに含まれる心所の数ですね。ですから、浄心所はぜんぶで19+3+2+1=25個あるという事です。
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