仏教心理学
仏教の要約書アビダンマッタサンガハを元にした、仏教総論
不還道
一来果からさらに悟りの瞑想が進むと不還道に達します。
不還とは
もう帰ってこない
という意味です。つまり、もう人間界に戻ってこない事を意味しています。
もし生まれ変わる場合でも、色界か無色界の次元の高い生命として生まれ変わります。
ここで取り除かれるものは、
怒り
一般的な欲
の2種類です。
怒りとは瞋根心そのものです。
ちょっとした怒りもこの時点ですべてとりのぞかれます。
一般的な欲とは、
おいしいものを食べたい
ステキな人と一緒にいたい
などという、
五感を喜ばせる欲はすべてとりのぞかれます。
では、どんな欲か残るかというと、色界・無色界に生まれ変わりたいという
高いレベルの生存欲
だけが残ります。
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