不還果

不還道で
  • 怒り
  • 一般的な欲
の2つの煩悩を取り除きました。

そこで不還果に悟った人が、瞑想を出て日常生活しても、それらに相応する不善心はもう生まれる事はありません。

つまり、
  • 貪根心
    • 喜倶・悪見相応・無行
    • 喜倶・悪見相応・有行
    • 喜倶・悪見不相応・無行
    • 喜倶・悪見不相応・有行
    • 捨倶・悪見相応・無行
    • 捨倶・悪見相応・有行
    • 捨倶・悪見不相応・無行
    • 捨倶・悪見不相応・有行
  • 瞋根心
    • 憂倶・瞋恚相応・無行
    • 憂倶・瞋恚相応・有行
  • 痴根心
    • 捨倶・疑相応
    • 捨倶・掉挙(じょうこ)相応
不善心の種類の上では、瞋根心の2つが消えて残り5つとなります。

不還果では欲もほとんどなくなっているのですが、色界・無色界に生まれ変わりたいというかすかな生存欲が残っています。

そのため、種類の上では貪根心がまだ残っているわけです。