死ぬときの心相続

死ぬときに業・業相・趣相といった所縁が現れます。これらの所縁に対して適宜、善心・不善心が生じます。

その時の所縁が例えば、以前動物を殺した時の情景という業相であれば、不善心が生じます。

また、来世得られるであろう天食という趣相が所縁として現れれば、それによって善心が生じます。さらに、ここで生じた不善心・善心は、死ぬまで絶え間なく生じます。

例えば、遠足を楽しみにしている子供は前日からワクワクがずっと続き、逆に、遠足が嫌で仕方がない子供は前日から憂鬱がずっと続くようなものです。