四暴流(ぼる)

暴流とは氾濫した川のような激流を意味します。それはつまり、貪・見・痴なども有情を苦の輪転の中に捉え、離善地まで運び去ることから、こう呼ばれます。

四暴流は以下の4つです。
  • 欲暴流
  • 有暴流
  • 見暴流
  • 無明暴流
内容はそれぞれ四漏と同じですね。

お釈迦様は対機説法というやり方で、同じことを説明するのでも、人によって切り口を変えていました。つまり、スタート(切り口)は人によって変えるけど、ゴール(伝えたいこと)は同じということですね。

そんなわけで、漏という切り口の他に、暴流という切り口もあるわけです。