四軛(やく、くびき)

軛(くびき)とは、2頭の牛の首をつなぎとめておく木のことですが、もともとは「つなぎとめる」という意味があります。

つまり、貪や見などが軛のように生命を苦の輪廻転生につなぎとめるものであるから、こう呼ばれます。

軛にも4つあり、内容は漏・暴流と同じです。
  • 欲軛
  • 有軛
  • 見軛
  • 無明軛
このように、同じ内容を漏・暴流・軛と3つの切り口で説明されているのはお釈迦様が人の理解力に応じて説明の切り口を変えていたからです。