仏教心理学
仏教の要約書アビダンマッタサンガハを元にした、仏教総論
結生心の生起
上図は臨終路(最後の路)と最初の路を示しています。死心が滅すると、次の刹那にすぐ結生心が生起します。つまり次の生に即座に生まれるわけですね。
そして、結生心は業・業相・趣相を所縁として生じますが、それらは現在生の臨終路の速行心の所縁と同じものを所縁とします。
例えば、臨終路の速行心が過去になした善行為のイメージを所縁とした場合、次生の結生心も同じ善行為のイメージを所縁とするわけです。
そして、欲界、色界、無色界のいずれかの生命として結生します。
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