瞋根心

瞋根心とは怒りの心です。

怒りといっても、一般的に言う怒りよりも広い意味があります。

というのは、欲が満たされなかったときの、感情を全て怒りとして扱うからです。

だから、
  • 悲しい
  • イライラする
  • 嫉妬心
  • 自己嫌悪
  • 後悔
  • ケチ
みたいな感情は全部、瞋根心というわけです。瞋根心も1つのパターンで2つ分けられます。

意志の強さで分ける

瞋根心は意志の強さでだけ分けます。

というのも、怒りを貪根心みたいにワクワクするかしないかで分けるのはおかしいですよね!?

強い

文句を言われた瞬間に、キレて大声でどなり返すケースなど

弱い

文句を言われても、よくよく考えてじわじわと腹が立ってくるケースなど

もう一度いいますが、瞋根心は単に怒りという意味だけではありません。6つの機関(5感+心)で感じた対象を嫌がる心が全て瞋根心なのです。

まとめ

瞋根心は、6つの機関(5感+心)で感じた対象を嫌がる心のことでした。

もっというと
  • 感じた対象に対して、『こっちに来い!』というのが貪根心
  • 感じた対象に対して、『あっちに行け!』というのが瞋根心
というわけです。

瞋根心は2つです。
  • 瞋根心・憂倶・無行
  • 瞋根心・憂倶・有行
単純ですね^^

でもこのように大きなくくりで分けているので、瞋根心には色んな感情が含まれています。

例えば、これらはおなじみの感情ですね。
  • 悲しい
  • イライラする
  • 嫉妬心
  • 自己嫌悪
  • 後悔
  • ケチ
など、まだまだたくさんあるでしょうが、イメージはつかんで頂けましたか?これらはすべて瞋根心に分類されます。