完色、非完色

色として説明してきたものは、次の28ありました。
  • 四大種4
  • 浄色5
  • 境色7(4)
  • 性色2
  • 心色
  • 命色
  • 食色
  • 分断色
  • 表色2
  • 変化色5(3)
  • 相色4
この中で、
  • 赤の18種は、実際に存在する物質そのものをさしています。
  • 青の10種は、実際に存在する物質の状態をさしています。

完色

赤の部分の事です。

これらは物質として完成しているという意味から完色と呼びます。

また、その他、以下のようにも呼ばれます。
  • 自性色・・・堅さなどの独自の特性をもっているから
  • 有相色・・・『生・住・滅』『無常・苦・無我』などの物質としての特性を持っているから
  • 色色・・・実在する物質という意味で

非完色

青い部分の事です。

完色ではないという意味で、非完色と呼ばれます。実在する物質ではないという意味ですね。

また、その他、以下のようにも呼ばれます。
  • 無自性色・・・堅さなどの独自の特性をもっていないから
  • 無相色・・・『生・住・滅』『無常・苦・無我』などの物質としての特性を持っているから
  • 非色色・・・実在する物質ではないという意味で