無色界異熟心

異熟心は、大まかに2つに分けられます。
  • (無因)不善異熟心
  • 無因善異熟心
の2つは、五感で対象を認識するときに生まれる心でしたね。

具体的には、
  • 眼識
  • 耳識
  • 鼻識
  • 舌識
  • 身識
  • 領受心
  • 推度心
などがありました。

その他の異熟心は生まれるときに、結生心としてのはたらきがありました。

具体的には
  • 大異熟心
  • 色界異熟心
  • 無色界異熟心
があります。

これらの心は生まれるときの心であり、その生の基本プログラムとしてもはたらくわけですね。

例えば、無色界異熟心で生まれるという事は、無色界の生命としてその生は生きることになります。

分け方

無色界異熟心の分け方も無色界善心と同じです。

4ランクに分けられます。
  1. 空無辺処
  2. 識無辺処
  3. 無処有処
  4. 非想非非想処
例えば、あなたが瞑想修行して無色界善心・無処有処の心で死んだ場合、次の生は無色界異熟心・無処有処に生まれるというわけですね。