人間や動物を見れば分かりますが、心だけ一人歩きしている生命体は一つもありません。
何かしら物質とくっついて生命体を構成しています。
色界ですらそうでした。
素粒子レベルの非常にきめ細やかな物質とはいえ、一応は物質と心がセットで色界の生命体を構成しているのです。
しかし、心のレベルがあまりに高まると、心だけ一人歩きできるようになります。このレベルを無色界といい、このレベルの生命の心を無色界心といいます。
無色界心の種類
無色界心の種類は、欲界善心、色界善心のときと同じで- 善心・・・よい心
- 異熟心・・・生まれ変わりの心
- 唯作心・・・はたらきだけで結果を生まない心(阿羅漢の心)
意味もこれまでと同じですね。
さらに色界心では、それぞれが
- 初禅
- 第二禅
- 第三禅
- 第四禅
- 第五禅
無色界心でも似ていて、4つのランクがあります。
- 空無辺処
- 識無辺処
- 無処有所
- 非想非非想処
ただ、これにも意味があってこういう名前になっています。では順番に見ていきましょう!